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がん保険用語

●通常の保険診療とは?

国民健康保険法や健康保険法などにより定められている診療で、通常私たちが医療機関で受けている治療のことです。

→治療費のうち、通常、7割を国民健康保険や健康保険組合などが負担し、残りの3割を患者が自己負担(一部負担金)

 ●先進医療とは?

厚生労働大臣が定める高度な医療技術を用いた療養のことです。
(将来に向けて健康保険等の適用が検討されています。)

→「先進医療」の治療費は全額自己負担

●自由診療とは?

健康保険等を使用せずに治療を受けることです。がんに有効な新しい治療法が世界中で開発されている中で、国内未承認の抗がん剤などによる治療は、健康保険等(公的医療保険)が適用されず、先進医療にもあたらないため、「自由診療」で受けることになります。

(一連の治療で、健康保険等を適用した治療との併用(混合診療)は、現在の医療保険制度では認められていません。)

→本来健康保険等が適用される治療も含め、全ての治療費が全額自己負担

 

●ガンの治療にはお金がかかります

先進医療である重粒子線治療を受けた場合、全額自己負担になりますが、その治療費は314万円にのぼります。


保険診療分は3割負担でも、先進医療分を加えるとトータルでかなりの金額になります。また、保険診療や先進医療での治療効果が芳しくなかった場合、医師によっては国内未承認薬を使用する場合があります。そうなると、上の図にもあるように、保険診療分も全額自己負担になり、治療費がかさみます。診断のために必要なCT、MRIなどの検査、入院費、薬代などは健康保険等が適用となり、これが一定の金額を超えれば高額療養費制度も利用できますし、確定申告をすれば医療費控除として、払い戻しを受けることもできますが、先進医療自体には、健康保険、高額療養費制度による助成などを一切受けることができません。

もしあなたがガンに罹患して、「健康保険等は適用されるけど3割しか治らない治療方法と、全額自己負担だけど7割治る治療方法があります」と医師に言われた場合、どちらの治療法を選びたいですか?

重粒子線治療とは

厚生労働省が先進医療として認定している治療法で、放射線の一種である重粒子線を照射することにより、正常組織の損傷を極力おさえ、がん細胞を的確に死滅させると言われています。

従来の放射線は身体表面近くでもっとも強く、深く進むにつれて減弱する線量分布特性を持つため、患部に至るまでに正常細胞の受ける損傷も無視できません。重粒子線はエネルギーの強弱に応じて、ある深さで急に強くなりますが、重粒子線のピークをがんに合わせることにより、正常細胞への影響は最小限に抑えられます。放射線治療に比べて副作用が少ないというわけです。